手軽なコンポストを試す:米袋/布袋/小さな段ボール

以前アンケートをやってみたら、約100名の方がコンポストを「やってみたい」と回答してくださった.(ご回答くださった皆さま、ありがとうございます!)

それでちょっとお試しではじめてみやすいような方法を考えて、試してみました.


ステンレスカゴ+麻布+段ボールのコンポスト

私が今使っている、「ステンレスカゴ+麻布+段ボール」の組み合わせのコンポスト.家にあるものの寄せ集めではじめたけれど、とても気に入っている.

 −段ボールの型崩れを防ぐ「ステンレスカゴ」

 −虫が入らないための「麻布(口をクリップで止める)」

 −水分を調整してくれる「段ボール箱」

この組み合わせはとても扱いやすい.この容量があれば結構大物がきてもなんとかなってしまう.三重なので丈夫だし、水分が多めでもなんとかなるし、油分が染み出して周りを汚すこともない.

だけど、ちょっと試してみるには準備が大変なので、小さく手軽にできそうな方法を.


その1:米袋

まずは、今までにも熟成期間やその後の保管用としてブログに登場していた米袋.(こちらの投稿など↓)

用意が簡単なのでお試しにもいいと思います.

口をしっかり折って虫(特にアブ)が入らないようにすること.袋を長持ちさせるために通気のいいところに置くことが大事だと思う.水分は多くなりすぎないように管理する.段ボールに比べると保温性には欠ける印象.

今の方法に落ち着く前に試していたところ途中で袋が破けてしまったけれど、短期間のお試しにはいいと思う.

段ボールに比べて米袋は、間口が狭いのと、混ぜるときにスコップで袋を痛めたりするので、数日に一度はタライのようなものに中身をあけてしっかり混ぜるといい.

破れてしまった時に、継続しようと思えたら箱などを用意するといいのではと思います.


その2:布袋で

水分でやぶける心配がなく、口を閉じれば虫の侵入も防げる布袋.

持ち手があれば吊るすことができる.不要になった綿のエコバックなどを使いまわせるのではと思う.

こちらは使ってなかった麻布の手提げで

上の写真は撮影用にここに吊るしたけれど、もっと通気性の良い場所に吊るすのがいいと思う.

少量・短期間であればこれで結構いけるかも.

米袋と同じく保温性には欠ける印象.袋に直に基材が当たるので、長期的にみると袋が朽ちたり、袋の汚れも目立つかな.袋が汚れると虫も寄ってきやすくなりそうなので、管理が少し難しいかもしれません.

その3:小さな段ボール箱で

片手に乗るくらいの小さな段ボールでも試してみた.

このサイズの箱であれば、万が一失敗してもダメージは少ないのでは、と思う.

水分量をうまく調節し、平らなところ(でも通気がいい網の上など)に置き、段ボールが型崩れしないように気を付ける.

このサイズだと、手元に余っている布のエコバックに丸ごと入れられるので、新たに袋を縫う必要がなくて良い.口をしっかりクリップで閉じれば虫の進入も防ぐことができる.

右の写真はさらに小さな箱で新しく試しているもの.

大きいサイズに比べると保温性が低くて、冬の屋外だとうまくいかないかもしれないけれど、夏に試したところ内部は50℃を超えた.


小さい箱の中身の様子

数日間分の、小さい箱の中身の様子をご紹介.

小さいサイズで続けるためには、ゴミを極力減らすことが必要.野菜はどうしても食べられない部分のみコンポストへ.出来るだけ細かく刻んで入れる.

↑排水ゴミかごに集まったカケラなんかはすぐに見えなくなってしまう.左の写真のコーヒーカスの下に隠れています.右の写真は翌日のコンポストの中身.

↑次の日はこんな感じ.人参やきゅうりのヘタ、ゴボウの端っこ、お茶がら、そしてブリの皮.右の写真は翌日のコンポストの中身.ブリの皮もほぼ見つけられないし、匂いもしない.

↑さらに次の日.この日はイカの食べられないところを.右の写真は翌日のコンポストの中身.探すとイカのクチバシや少しワタを発見(スコップにのせて撮影)、メは見つけられず.手にとってクンクンと匂えば、イカの匂いがする.

↑さらに次の日.かぼちゃをご近所さんにいただいたので多め.それから揚げ油(パン粉のかす入り).右の写真は翌日.イカは姿も匂いも消えた.かぼちゃのワタも紛れてよくわからない.かぼちゃのヘタはまだそのまま.油が箱に少し染みてしまった.

グラフはこの日1日の外気温と内部温度.50℃を超え、日が落ちて外気温が下がっても高温を維持した.



小さいコンポスト、いいところも、ちょっといまいちなところもあるけれど、暮らしに合わせてちょうどいいサイズを探るといいのではと思います.この三つの中でのおすすめはやっぱり段ボール箱かな.堆肥として使うなら熟成をしっかりした方がいいと思います.簡単な用意で試してみたいという方のご参考になれば.



さて、次回は小さなコンポスト、前回よりもっと少ない材料で試したものの、立ち上げまでの材料と様子などをまとめてみたいと思っています.