ミツロウラップ、一年使ってみて

ミツロウラップを使いはじめて、一年とちょっとがすぎました.(以前の投稿はタグからどうぞ.

暮らしにずいぶんなじんできたなと思うので、メンテナンスやつかいやすいサイズ、用途など、近況をかいてみたいと思います.

追記:ミツロウをとかす様子や、大判の作り方など、動画をとって補足した投稿をアップしました.下のリンクからご覧ください.


用途

一年使って、用途が絞られてきました.

野菜の保存

本当にミツロウラップは野菜の保存に適していると感じます.

去年から買い物の頻度が落ちたけど、ミツロウラップのおかげで助かっています.うっかり忘れてた野菜、ビニールだと傷んだりしそうな期間でも、ミツロウラップの中だと大丈夫.うっすら透けて見えるのも便利.

買い物したときなど、ついでの時に野菜を洗い、ミツロウラップで包んでおくと、食べる時までシャキッとしています.程よく水分がついたままだからかな.

ぬか漬け用のカブや胡瓜も一度に洗って一つにまとめて包んでおくと楽.

器の蓋としては…

我が家は器が、ざらっとしたタイプの陶器が多いというのもあってくっつきが悪くあまり使い勝手が良くないというのと、料理に被せるとラップが汚れてしまうのも気になって、ほとんどお料理にかけるラップとしては使わなくなりました.

息子のお残しが減ったのもあり、料理の残ったお皿にかけるという場面が減ったのもあると思います.

野菜以外の食材や料理を保存する場合はほとんどガラスタッパで、どうしても器のままというときは、上から器をのせてしのいでいます.

こんな感じ、ガラスなら中も見える

野菜だけの用途なら、さっと洗って乾かすだけなので、楽に続けられます.

干している姿も気持ちいい

よく使うサイズ

ほぼ野菜を包む用途に絞られたのもあって、使うサイズも定まってきました.

つかいやすいと思うのは、40cmちょっと四方の大判サイズと、30cm四方の半袋タイプです.

大判サイズ

こんな感じで、ネギを包んだり、洗った小松菜とかも斜めに置いて包みやすいサイズです.

キャベツや白菜など、丸ごとはちょっと難しいけれど、使ったあまりを包んでおくにはいいサイズです.

一辺が40cmちょっとあると、これらの用途に使いやすいなと感じます.

半袋タイプ

半年前の投稿でも書いたのですが、この形が使いやすい.

バラバラするものもガサッと入れて
ちょうどいいサイズに折って、口を閉じます

一枚布は洗いやすく乾かしやすいけれど、包む手間があるし、持つところを間違えると中身がころころっと出てしまします.袋は包まなくてもガサッと入れられて便利だけど、洗ったり乾かしたりしにくい.

この形は一般的な袋のように3辺ではなく、2辺を綴じたものなので、洗いやすいし乾かしやすいと感じます.


作り方の補足

基本的な作り方は過去投稿にありますのでご覧ください.

今回は、大判サイズと、半袋タイプについて補足します.

大判サイズの作り方

大判サイズ、使いやすいけれど問題は作り方.

クッキングペーパーに挟んでアイロンをかけるので、大きなクッキングペーパーが必要に思えますが…

こんな感じで、畳んだ状態でミツロウを染み込ませます.畳んだ上にミツロウをのせ、シートで挟んでアイロンをかけとかします.

染み込んだタイミングで、ミツロウが冷え固まる前に布を広げ、乾かします.熱いので火傷には注意が必要.私はピンセットや金属製の洗濯バサミで挟んで広げました.

冷え固まってから広げると表面がガサガサと荒れた感じになるので、その前に.でも早すぎるとミツロウが垂れることがあるので気をつけてください.

心配な方は、畳まずに、4分の1くらいずつ作業すると安全だと思います!

半袋タイプの作り方

半袋タイプは、縫うのが先か、ミツロウコーティングが先かご質問をいただきました.私も両方試してみたのだけど、縫ってからでもアイロンをかけられる形なら、縫ってからミツロウがいいと思います!

写真に撮るのが難しかったので、図でご説明します.

私としては、ポイントは、重ねてミツロウコーティングして固まる前に開く、その時に角までは開かない、というところです.

角まで開かないでおけば、内側に角がなくまるっとした形になるので、野菜のクズだとか、洗ったときの水滴が奥まで入らず、清潔に維持できる感じがします.

ちなみに、私はロックミシンで縫い合わせながら端をかがっていますが、ミツロウコーティングしてしまえば解けてこないので、直線縫いで切りっぱなしで大丈夫だと思います!中表にして返す必要もないと思います.

大きく作る分には、大きすぎればカットして使うこともできるので、まずは大きめのサイズで作るのがおすすめです.


メンテナンス

ミツロウラップ、おそらく使用回数に個体差があると思うので、くたびれ加減もばらつきがありますが、メンテナンスをすれば一年以上、余裕で使えるという印象.

くたびれる理由としては、洗剤で強めに擦ったりお湯で洗ったりすることが原因かと思いますが、ミツロウがだんだん落ちて、普通の布っぽい感じになってきます.

そういうのは、もう一度ミツロウを染み込ませれば復活します!

あとは汚れ.写真のように気づくとシミが.

目立たないように市販のものは柄物が多いのかな、なんて思いますが、白ければ気づきやすいので、私は白が好きかな.

シミの原因は、レタスの切り口から出る汁とかなんじゃないかと思うのであまり気にならないのだけど、端っこなら切り取ってサイズを少し小さくしてしまったりします.

ゴシゴシ洗うとミツロウもとれてしまう感じがするので、そういうところにはミツロウをまた染み込ませます.

使用頻度が高くなったので、シンク横の隙間に定位置を.縫ってあるタイプと一枚布のタイプに分けて収納しています.

私は一昨年、こちらのミツロウを購入しました.食品添加物基準品で日本製、分子蒸留による脱色・脱臭とのこと.1キロあるのでお裾分けしつつ、まだまだ使えそう.

『ミツロウ 食品添加物基準品(日本製、分子蒸留による脱色・脱臭)』

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そして樹脂製のラップは去年一年を通じて購入せずに過ごせました!

消耗品を減らすことで、ゴミ出しの手間も、出費も減らすことができる.暮らしの中の小さな楽しみとして、定着してきた感じがします.



追記:ミツロウをとかす様子や、大判の作り方など、動画をとって補足した投稿をアップしました.下のリンクからご覧ください.

ミツロウラップ、一年使ってみて」への4件のフィードバック

  1. 強く共感します。袋タイプも作ろうと思います!以前の投稿も含め、素敵なことを教えていただき、ありがとうございます!

    1. mocomochanさん
      すごく遅くなってしまって本当にすみません!!!そしていつもありがとうございます

  2. 私はおにぎりを包むのに樹脂ラップを使うことが多いのですがayaさんはおにぎりは何で包みますか?

    1. サカナシさん
      コメントありがとうございます!
      樹脂製のラップを使わなくなってから、おにぎりは素手で握っています!昔は素手で握ったおにぎり、無理だったのですが、、、子どもとの暮らしのおかげか、大丈夫になりました!幸い、夫や息子も大丈夫だそうなので、家ですぐに食べるおにぎりは素手で握っています!
      お弁当とかで外に持っていく機会が多ければ、樹脂製のラップの方が衛生的だと思います!お山に行くときのお昼はサンドイッチを作ることが多いのですが、その時はシートで包んでいます

ただいまコメントの返信が間に合わずコメント欄を閉じています、すみません!