コンポストのはじめ方

ひとつめのコンポストが3ヶ月になる前に、ふたつめのコンポストを用意しました.

コンポストをやってみようかなと思った方の参考になればいいなと、今回は詳しく.今までのコンポストの投稿は #コンポスト タグからどうぞ.ご質問はコメント欄をご利用ください.



左が初代、右が二代目

二代目コンポストの経過

新しいコンポストが軌道に乗るまでの経過をまとめます.今回のハコや基材の分量や注意したことなどこまかいことは、ページの下の方にまとめています.


1日目

ハコを用意し、基材を混ぜ、生ゴミを入れました.

1日目:124g:焼き芋の皮、ほうれん草の根元


2日目

温度が上がるまで、茶殻やコーヒーカス、野菜クズなどを中心に.排水口のゴミは基本的に茶殻やお皿についていたものがスプーン一杯程度.あとはせっせと混ぜて酸素を入れる.

2日目:220g:お茶、コーヒー、アスパラの根元、
   レタスの外側、椎茸石づき、花びら、排水口のゴミ


3日目

野菜くずがほぼ出ず、代わりにお茶殻やコーヒーカスが多い.納豆菌にも入ってもらう.水分が飛んでいるようなので、水も補給.納豆容器を濯いだものを.

3日目:164g:お茶、コーヒー、子どもが落とした納豆、
   ミニトマトのヘタ、ニンニクの皮、排水口のゴミ
   +200ccの水(納豆容器を濯いだもの)

と、ここで予想外の展開に……3日目のお昼に、ほかほかしはじめてしまいました……

すでに軌道にのっているコンポストから中身を少し移植するといいとは聞いていたけれど、今回は、一からはじめる方のご参考になればと、移植せずにはじめようと思っていたのです.が……

スコップを使いまわしていたせいか、3日目にしてもう温度が上がりました.前回より水分量の調整がうまくなっていたり、菌がよろこぶものを入れていたというのもあるかもしれませんが.一週間はかかるかなと踏んでいたので、もう少しいろいろ試したいことがあったのだけど.3代目は、菌が引越ししないように気をつけたいと思います.

新たにはじめる方は、きっとここまで早くはあたたかくならないかなと.一週間程度かかると思うのですが、こんな感じで、水分と酸素とゴミ(糖質と脂質、いい菌の入っていそうなもの)を入れていれば、遅かれ早かれ温度は上がるかと思います.

ちなみに、3日目の様子はこんな感じ.

野菜くずなどは、水分が抜けてしおれた感じ.コーヒーカスや茶殻は基材と見分けがつかない.食べこぼしとか排水口でキャッチしたゴミも、基材に紛れて見分けはつきません.



こまかいこと

やってみて思ったのは、結構適当でいける、ということ.それでもはじめてだと心配な方は、ご参考程度に以下をお読みください.

いれものの準備

引き続き、前回と同じ「カゴ・布・段ボール」組み合わせです.今回も家にあったもので.

ハコの容積はおよそ15ℓ

ひとつめをやってみて、いれもので大事だなと思うことは、以下の三つ.

かき混ぜやすいこと

隅々まで酸素を行き渡らせるためにも、ストレスなく隅々までかき混ぜられることは大事.段ボールの内側で出っ張りがあるところがスコップに引っかかったりしたので、今回は中が平らできれいになるように.

ハコは上部が大きく開くので、満遍なくかき混ぜることができました.中途半端な開き方だと布袋もじゃまになるので、大きく開いて口を返した状態でかき混ぜていました.

段ボールは角があるので、きっちり角まで

段ボールの外側にステンレスのカゴがあったのも、段ボールが形崩れしにくくて良かったと思います.(かき混ぜるときについハコに力がかかってしまうことがあったので.)

湿気が逃げやすいこと

ある日、いつもと違うところ(いつもよりもハコの下の空間が狭かった)に置いておいたら、下に水蒸気が結露のようになって水たまりができていたことがありました.

どんどんお水を入れてもすぐ中がカラカラになってしまうことを考えても、ハコからは水分がかなり出ています.段ボール自体は乾いた状態なので、段ボールって水分を逃すのにとても優秀.ちなみに布はたまに小さな水滴がついていることがありました.

ステンレスカゴに入れて浮かす方法はとてもよかったと思います.

虫が入りづらいこと

できれば虫の発生は防ぎたいので、段ボールを丸ごと袋に入れ、口はクリップで閉じています.

ただし虫は投入した野菜くずやぬかに入っていることもあるので、侵入を防いだだけでは不十分かもしれません.台所に容器を置きっぱなしにしている間に卵を産み付けることもあるようなので、あたたかくなったらもっとこまめにコンポストに入れるか、容器に蓋をして冷蔵庫かなと思います.

それから、すでにコンポスト周辺に小さな虫がいることがあるので、かき混ぜるときに入ることもありそう.あたたかくなったら、オーガニックの虫除けルームスプレーがあるので、それを使おうと思っています.


基材の準備

この分量がいいということではなく、今回私が適当に入れたものの分量のメモ書きです.二回やってみた感想としては、手に入りやすい分量で適当でも大丈夫なのではないかなと.ご参考まで.

ピートモスともみ殻くん炭の割合は、容積で3:2と書いているものが多いのだけど、手持ちの分量の都合で適当に.ちなみに、我が家の箱は小さめ、満タンで15ℓほどのサイズです.

ピートモス・もみ殻くん炭:合わせて 700g
——
水:500g(少し多いかも、目安としてください)
ぬか+揚げ油:500g

だんだん増えていくこと、かき回しやすさを考えて、段ボールに対して、基材が半分くらいでスタートできるように分量を決めました.(もっと余裕がある方がより良いと思いますが、残念ながら我が家のハコは小さいため)

ピートモスやもみ殻くん炭といった基材に加え、前回の経験から、水、ぬか、揚げ油をはじめから入れました.

理由として、前回はコンポストがほかほかになって軌道に乗るまで少し時間がかかったけれど、ほかほかになったきっかけは時間よりも、水とぬかと油にあったと思っているので.

「生ゴミの水分がにおいや悪い菌のもと」っていうイメージがあって、はじめは基材を乾かしめに管理しようと、ゴミも水切したりしていたけれど、やってみるとわかったのは、水分がある程度ないと菌が活発にならないようだということ.

一台目の時、雨の日にうっかり雨がかかってしまい(段ボールが弱るので雨がかからないところに置かないといけないのだけど)、おかげで基材が濡れてしまったのだけど、その日にはじめてあたたかくなりました!

初回はおそるおそるだったけれど、今回は強気にはじめから多めの水を投入.もちろんびちゃびちゃでは菌が窒息?してしまうと思うけれど、しっとりするくらいに維持します.

上に書いた分量はあくまで目安として、基材にもよると思うので調整しながら湿らせてください.段ボールにかからないように、基材に吸わせてくださいね.

ぬかと揚げ油

それからぬかと揚げ油もとっても重要だったように思う.寒い日でも、ぬかや揚げ油を入れれば、数時間でコンポストはほかほかになった.イカのワタのような生ものも効果的だったけど、軌道に乗る前のコンポストに入れるのはちょっとこわいので、はじめはぬかと油.

ぬかを切らしていて、代わりに、冷蔵庫で保管しておいた揚げ油をぬかに吸わせたものがあったので、それを500g(ありったけ).


はじめのうちは、消えるまでに時間がかかるので、数日間そのままの姿でもいやな感じがしない野菜くずなどを中心に.糖質も菌がよろこぶらしいので、焼き芋の皮も入れました.


今回はこんな方針で

ひとつめをやってみて、二つ目のコンポストに入れようと思うものと、控えようと思っているもの.

すすんで入れるもの

食べこぼしや排水口のゴミ(食品のみ)は、翌日には姿が見当たりません.とてもおすすめ.

意外なのが、エビやイカなど魚介類の食べないところ.覚悟を決めて入れたけれど、翌日には姿は見えず.コンポストもほくほく.においもなくて(まだ涼しい時期だったのとコンポストが元気だったのもあるかも)ゴミに出すよりずっと快適.

使用済みの油もとてもコンポストが元気になるので良い.火災には引き続き注意しつつ.料理をした際に出る油、鍋に浮いてすくった油や、調理後にフライパンに残った油なども(塩分が濃くなければ)コンポストに入れています.

お茶がら・コーヒーカスは引き続き.コーヒーカスはそんなにすぐにカサが減らない感じなのだけど、ゴミに出さないですむのがうれしい.

野菜などの調理くずは、細かく刻めばすぐ消えるけれど、そうでないと数日かかります.刻んでいるうちに、これなら食べられちゃうという気がしてきて、捨てる部分がかなり減りました.

卵のからは庭でやっていた頃から残りやすい印象なのだけど、週に10こは入れている割にはそれほど残っている感じもしないから、結構分解されているのかも.引き続き入れようと思います.

水分の補給としてはじめはお水を入れていたのだけど、今は米のとぎ汁や麺の茹で汁、ヨーグルトや納豆容器を濯いだ水、すくったアクなどを優先して入れています.シンクに流してしまうよりも、排水も汚れなさそうだし、コンポストの栄養や菌の補給にもなりそうなので.

茹で汁は、熱湯はまずいと思うのだけど、少し冷ましたまだあたたかい状態で入れると、寒いうちはコンポストの温度を上げるのにも良かった感じがします.

逆に水分が多すぎるときや、コンポストに活気がないときはヌカを.

入れないようにしようと思うもの

大きな骨や貝はきびしそうだなと、今のところ感じています.ただ、骨は筋などまわりの部分がきれいに分解されるので、ゴミの日まで入れておくのはありかな.におわないし、コンポストの栄養になりそうだし.魚の骨は分解されています.貝は、中に土が詰まってしまってそこが空気が入らない場所になってしまうので、もう入れないか、金槌で割って入れるか……海老の殻はなんとかいけそうな気もしているので観察中.

そういえば、スダチを半分に切って絞った残りをそのまま入れたら大失敗でした.消えるまでにかなり時間がかかります.その後は細かく刻んで入れるように.

骨、貝、エビの殻などは、一代目の、3か月の熟成で変化があるかなども観察したいと思います.



挑戦したいけれど、ちょっと心配…という方は

コンポスト、挑戦したいけれど、なんかこわい…という方は、まず基材+水・油・ぬかを入れて、あとは細かく刻んだ野菜くずやコーヒーカスなど、無難なものを入れて温度が上がるのを待ってみてはどうかなと思います.

温度が上がってきたら、いわゆる生ゴミと言われるようなもの、残渣、魚介類のワタなど、少しずつ挑戦してみるといいかもしれません.個人的には、こういうものこそコンポストに入れるのにおすすめですが、私もはじめは勇気が出なかったので.

温度が上がって軌道に乗った状態なら、入れたものの多くは数日内に姿が見えなくなるので、安心して継続できると思います.

数日で姿が消えないものを入れてしまうと、どんどん嵩張って混ぜにくくなるし、見た目もあまり気持ちのいい感じではなくなってくるので、気をつけています.

コンポストを始めると、ゴミ出しのゴミがきれいで軽く少なくなるだけでなく、排水もきれいになっているだろうなと感じます.


ブログやインスタの投稿で、やってみようかなというコメントをいただいてとてもうれしいです.ご質問、わかる範囲でお答えしていますのでコメント欄をご利用ください.

春休み、外にも出やすい時期だし、子どもとの観察も楽しめると思います!今はじめれば、ゴールデンウィークにゴミ収集がお休みでも、ストレスなく過ごせるのではと思います!

コンポストのはじめ方」への6件のフィードバック

  1. 詳しくありがとうございます!!
    ずっと気になっていたコンポスト、あやこさんのおかげで、2週間前にスタートできました^_^!
    アパートですが、台所においていても邪魔にならない大きさですごくいい感じです!
    本当に感謝しています!
    これからもブログ楽しみにしています。
    感謝の気持ちを伝えたいだけなので返信不用です^_^

    1. カワイハナエさん
      わー!コンポスト、はじめられたのですね!!ぜひぜひ経過や知見など、共有してくださいね!!なかなか身近にコンポストしている人がいないので、コンポスト仲間ができたらとてもうれしいです!そして、きっかけとなるコメントもいただき、こちらこそありがとうございました

  2. 全く知識がなかったので、LFCコンポストで初めてみて、ゴミが減りとても良かったです。ただ、勝手が分からず、消えないものを多く入れてしまったり、水分が全然足りなかったようで(すごく水分が必要なんですね!)、今はカラカラの消えないものがゴロゴロ状態です…!手持ちのものでやってみたいと思っていたし、参考にさせていただいて、少しずつ自家製のコンポスト?に挑戦していこうと思います!

    1. mocomochanさん
      ゴミが減るの、本当に気持ちがいいですよね!
      水分は、「出来るだけ水切して」という情報も多く、腐敗やそれに伴う悪臭が起きるようでしたら控えた方がいいのかなと思うのですが、水分がある程度あった方が微生物が活発で分解も早いなと思います.ゆっくりでも分解はしているのではないかなと思いますが、消化不良な感じになってくるとかき混ぜにくくなったりもするので、私は今のところ水分はある程度入れて、数日で姿が見えなくなるサイクルを維持したいなと思っています.ただ、夏になったらどうかなとも思っているので、また投稿しますね!
      LFCコンポストは、はじめのハードルをグッと下げてくれそうですよね!ただ、間口が狭いので、ちょっとかき混ぜづらそうだなとも感じます.水分以上に、しっかりかき混ぜて空気を含ませることが大事なようなので、段ボールなどに移して、場合によっては基材を足してみてもいいかもしれません!基材自体はとても安価なので!
      コンポスト仲間ができてとてもうれしいです

  3. こんにちは。
    コンポストに興味がありこちらにたどり着きました。
    コンポストで一番気になるのは、虫です。
    特にゴキブリが苦手で、ゴキブリは段ボールなど暖かいところに潜り込んで家にすみつく?というイメージがあるのですが、コンポストの置き場所はキッチン内でよいのでしょうか?
    教えて頂けるとありがたいです。

    1. はじめまして!ブログへのご訪問、ありがとうございます!
      私の場合は、コンポストの置き場所は、キッチンの外のウッドデッキ脇です.やり方にもよると思いますが、うちの場合は内部温度が60度を超え、水蒸気がかなり出るため、風通しの良い屋外に置いています.
      屋外で続けるにあたり、私も虫が気になりましたが、虫対策としては、
      ・内部に入ってきて増えないこと
       布袋で覆い口を閉じてることで、虫が入り込んで卵を産み、ウジなどがわくのを防ぐ.段ボールも袋の中になりますので、ゴキブリなどが新たに入り込むことはないと思っています.
      ・内部に入れないこと
       台所で生ゴミを溜めているところに卵を産まれたり、外葉などに初めから生みつけてあるような卵を、コンポスト内に入れると、中で孵ってしまうかもしれないので、気をつけています.段ボールも、あらかじめ卵がついていると心配なので、出来るだけきれいそうなものを使っています
      ・外側は自由
       以上のことを気をつけているからか、あたたかくなってきても今のところ、内部で虫が発生したことはありません.ただ、肌寒い日に小さな虫が、袋にとまって暖をとっているようなことはあります.
      コンポスト、虫が気になりますよね.私もその点でかなり勇気が要りましたので、ご参考になることがあれば幸いです

ただいまコメントの返信が間に合わずコメント欄を閉じています、すみません!